広島大学 大学院先端物質科学研究科 半導体集積科学専攻

コラム   

第83回 「会社を辞める時」
 
森崎 誠司
博士課程後期2年
量子半導体工学研究室


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 昨年の10月より再び学生生活を始めてから早くも1年が過ぎました。コラムを書く機会を頂きましたので、気持ちを引き締めるためにも私が会社を辞めて進学しようと決めた時の気持ちについて書こうと思います。
 共同研究のためこの広島大学にお世話になっていたこともあり、それまで考えもしなかった学位取得に興味を持つようになりました。そして共同研究が終わる頃には、進学してみたいと思うようになりました。
 会社を辞めるかどうかは、寂しさや後ろめたさなどあり相当悩みました。さらに、進学しようと思ってもやはり悩みました。「進学した後はどうしよう?」「秋入学は中途半端だから、4月まで待とうか?」「新しい業務もやってみてから決めようかな?」「ボーナス貰ってから…」などと、結局いろいろ辞めない言い訳が出来ました。自分の性格上、あれこれ考えていると結局現状維持のまま悶々としているのが目に見えました。
 そこで、「辞めて進学するなら今、そうで無ければ学位は考えない」と考えたとき、進学する決心がつきました。進学したいと思ったのも元の会社の上司や先輩方のお陰で、真剣に仕事をやって自分に自信が持てるようになったからです。自分勝手な考えですが、自分が成長した姿を見せることがお世話になった方々への恩返しになると思います。そのためにも、今の研究に真剣に取り組んでいこうと思います。
 最後に、今年の流行語に「(いつやるの?)今でしょ!」が選ばれましたが、私は1年以上前に使っていました(笑)

 退職の際に頂いた贈り物. 

 

(2014/01/06)


 


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