広島大学 大学院先端物質科学研究科 半導体集積科学専攻

コラム   

第84回 「雑感」
 
東 清一郎
教授
量子半導体工学研究室


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 本年度、私は就職担当として多数の企業人事の方と話す機会がありましたが、採用に対する考え方に変化が起こっている事にちょっと驚きました。開口一番、「留学生をください」と来る訳です。これにはどのような背景があるのでしょうか。
 私が参加している国際会議で各国の研究発表を聴くに、日本の研究開発レベルは米国と並んで依然として高い水準にあると思います。一方で日本企業からの発表数は減少の一途を辿り、国際会議のみならず国内会議でも元気のいい若手研究者の姿が見られなくなりつつあります。トップ大学の発表は留学生が多数です。改革の掛け声の下、どの大学も優秀な留学生獲得に血眼になっています。
 グローバル化という言葉が叫ばれるようになって久しいけれど、昨今は外国人を積極的に受け入れて日本社会活性化の原動力にしようという考えへと変化しているように感じられます。少子化・ゆとり教育・内向き志向というイメージのために若い世代の研究者・技術者が過小評価されているのでしょうか。学生諸君は世の中の動向を高感度にキャッチするとともに、国内学会でも国際会議でもどんどん外に出て行って、変化の予兆を肌で感じて欲しいと思います。変動の時代を生き抜いていける強さと自信を獲得すべく、大学院では思う存分チャレンジしてください。

 

(2014/01/06)


 


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