広島大学 大学院先端物質科学研究科 半導体集積科学専攻

コラム   

第125回 「英語を話す力があれば・・・」
 
河野 勇人
博士課程前期2年
ナノデバイス・バイオ融合科学研究所

 
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 はじめまして。半導体集積科学専攻博士課程前期2年の河野と申します。私は、7月に学会発表のためにカナダに行きました。今回は初めて?海外に行った時のことについて書かせていただきたいと思います。

 今回、宿泊先としてブリティッシュコロンビア大学の寮にお世話になったのですが、初日にチェックイン時間より早く大学に到着したため、荷物をロビーに預け大学散策をしました。学内を散策していると、なぜかコスプレをした人が多数歩いていたので、気になりついていくとanime evolutionというものが開催されておりました。そこでは、日本のアニメやゲームのグッズの販売やコスプレをした人が多数おりました。私は会場で、一緒に学会に参加した研究室の先輩と日本語で話していると、あるコスプレをした人から「あなた達、日本人ですか?」と声をかけられました。その人は日本のアニメやゲームが好きで、日本語を勉強していると言っておりました。そのため、日本語で少し話すことができたのですが、コミュニケーションを取るのは大変でした。学会会場でも、他大学の学生と話す機会があったのですが英語でうまく話すことができず、申しわけないなと感じました。無事学会も終わり、あとは帰国だけだと油断していると、空港の金属探知機を通った際に引っかかってしまい、わけが分からないまま連れて行かれ、全身用の金属スキャナーの機械に入れられ、ジェスチャーで何をすればいいのか分かったのですが、怖い思いをしました。スキャナーで調べると金属は私の胸の位置に反応があり、ますます恐怖に感じました。原因は、当時着ていたパーカーの金属リングでしたが…

 以上の体験から、英語を読む力と話す力は全くの別物だなと実感したものです。今後は、英語を話す力をつけ、今後海外に行く機会があればもっと積極的にコミュニケーションを取ることができるようになりたいと思います。

 最後に余談ではありますが、anime evolutionの会場ではとある日本人によるサイン会が開かれており、知らない名前でしたので、つたない英語でではありますが近くにいた人に「彼は有名な漫画家ですか?」と尋ねたところ、「君は日本人なのに、彼を知らないのか?声優だぞ。レジェンドだろ」と軽く呆れた口調で言われました。日本人である自分より海外の方のほうがアニメ業界に詳しいのかと衝撃を受けました。もっと日本のことについて勉強する必要があると感じました。

(2015/10/28)


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