広島大学 大学院先端物質科学研究科 半導体集積科学専攻

コラム   

第128回 「たられば」
 
平田達誠
博士課程前期2年
ナノデバイス・バイオ融合科学研究所

 
 >> 研究所ホームページ

 

 感想戦という言葉をご存じでしょうか。感想戦(かんそうせん)とは、囲碁、将棋、チェス、麻雀などのゲームにおいて、対局後に開始から終局まで、またはその一部を再現し、対局中の着手のよしあしや、その局面における最善手などを検討することである。(ウィキぺディアより引用)

 

 簡単に云いますと、勝敗が決まった後にどこで失敗したのか、何をするべきだったのか、どうすれば勝てたのか等と反省会をすることです。また逆に、なぜ勝てたのか、もっといい方法はなかったのか等と振り返ることもあります。私はこの感想戦が大好きで、よくネット将棋の対局後に時間を忘れてやっています。特に、持ち時間の短い対局だと棋譜を並べなおすだけで、たくさんの発見と反省点を見つけることができます。

 

 多くの将棋初心者用の戦術本には、感想戦が上達するために一番重要なことだと書かれています。たった一局でもきちんと振り返ることで、その何倍もの経験値を得ることができるためです。わるい言い方をすれば“たられば”になるのでしょうが、将棋だけでなく何事も上達するには、この感想戦こそが一番大切だと考えています。

 

ナノデバイス・バイオ融合科学研究所での実験風景:M1の村岡君と

(2016/01/07)

PAGE TOP
広島大学RNBSもみじHiSIM Research Center