広島大学 大学院先端物質科学研究科 半導体集積科学専攻

専攻長あいさつ(2014年度)

半導体集積科学専攻 専攻長 東 清一郎

 東日本大震災からの復興、長引く景気低迷からの脱却、叫ばれるグローバル化と新興国との熾烈な競争、現在の日本社会を取り巻く現状はかつて経験した事の無い厳しい局面を迎えていると言えます。一方、次代を担う18歳人口は間もなく減少を始め、他のどの国も経験した事の無い超高齢化社会がやってきます。この様な状況下で日本の将来をどう設計するのか、私たちは本来の強みであるものづくりにおける世界トップレベルの技術力を発揮するという原点にもう一度立ち返る必要があろうかと思います。大学に求められるのは人材育成ビジョンの明確化、すなわち、個の能力、とりわけ新しい概念や価値を創造できる人材育成により重点を置く事が最も重要であろうと考えます。半導体技術はエレクトロニクスの根幹であり、これをベースとしたイノベーションを実現できる人材が、この専攻から数多く社会に出ていけるよう努力して参りたいと思います。

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